お子さんの目の使い方や見え方について、気になることはありませんか。
ここでは「斜視」「弱視」とはどのようなものか、また当院での検査・治療の流れについてご説明します。
斜視とは?
「斜視」とは、片方の目は正面を向いているのに、もう片方の目が内側・外側・上・下など、違う方向を向いてしまう状態のことです。
常にずれているタイプもあれば、疲れたときや遠くを見るときだけずれるタイプなど、さまざまな種類があります。
気になったときは、写真を撮っておいてください。
斜視は毎回同じように出るとは限らず、診察のときにはたまたま目立たないこともあります。
ご自宅で「あれ、目の向きが違うかも」と感じた瞬間の顔写真があると、診察の際にとても参考になります。
写真を撮るときは、できるだけ正面から、黒目(角膜)に光がキラッと反射するように撮っていただくと、より診断の参考になります。
フラッシュを使ったり、電気の下で正面を向いてもらったりすると、黒目に小さな光の点(反射)が写りやすくなります。この光の反射の位置が左右でずれていないかどうかが、斜視かどうかを判断する手がかりのひとつになります。
難しく考えず、気になったタイミングでスマートフォンなどで撮っておいていただければ大丈夫です。
弱視とは?
「弱視」とは、眼鏡やコンタクトレンズでしっかり矯正しても、十分な視力が得られない状態のことをいいます。
原因によっていくつかの種類に分かれており、お子さん一人ひとりに合わせた検査で見極めていきます。
弱視の治療はどんなことをするの?
弱視の治療は、まず「完全矯正の眼鏡」を作ることから始まります。
そのために欠かせないのが、目薬(調節麻痺薬)を使った検査です。
少し難しい話に聞こえるかもしれませんが、理由はシンプルです。子供の目はピント合わせをする力(調節力)がとても強く、そのままでは本来の目の度数(本当は遠視や乱視がどれくらいあるか)が隠れてしまいます。
目薬でこの調節力を一時的に休ませることで、初めて正確な度数を測ることができるのです。
この目薬は、しみるように感じるお子さんが多く、点眼の際は親御さんのご協力をお願いしています。
少し大変に感じられるかもしれませんが、ここで正確な度数を測り、その度数に合った眼鏡をきちんと装用していただくことが、お子さんの視力を健やかに育てていくための大切な第一歩です。
一緒にお子さんの見える力を育てていきましょう。



